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経営者が陥る自分軸の落とし穴

公開日:2016/09/17 (土)

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自分軸とは

数年前から「自分軸」という言葉をよく聞くようになりました。
自分軸のある生き方をしよう!といった感じで使われています。
「自分軸がある生き方」というのは、色々と定義があるようですが、私の理解で端的にまとめるとすると「確固たる自分の価値観に基づいて生きること」でしょうか。
身体の一部でいうと、何となく「背骨」のイメージです。

昨今のような情報過多の時代、氾濫する玉石混合の情報に振り回されずに取捨選択をすることが必要ですよね。自分の人生を生きるために、個人レベルでも必要ですが、経営者にこそ求められることのひとつだと私は考えています。

自分軸を持つ、というのは、様々な決断をスピーディーかつ正確に下すために大いに必要だと思うのですが、反面、それが邪魔になるシチュエーションもあります。

 

自分軸の落とし穴

自分軸が思わぬ落とし穴に姿を変えるとき・・・それは、スタッフ教育のときではないでしょうか。
もちろん、経営者の信念や想いがあってのスタッフ教育ですが、自分軸に偏りすぎてしまうと、良かれと思って言っていることが自分の価値観の押し付けになってしまったり、思っていたほどスタッフにうまく伝わらなかったり、どうも響いていない、なんてことに繋がってしまうことがあります。

小さい頃、「自分が嫌だと思うことを相手にするのはやめなさい」とか「相手の気持ちを考えて行動しなさい」ということを親や先生や周りの大人から言われて育った方は多いかと思います。

でも、自分が嫌だと思うことを相手にしないことが必ずしもいつも正解とは限りません。なぜなら、相手が自分と同じ価値観を持っているとは限らないからです。

 

フィックスとフレックス

自分がされたらとても嫌で許しがたいと思うことでも、相手はそんなに気にしていないかもしれません。例えば、素質の話をすると、人はフィックスとフレックスの二通りにわかれます。

フィックスの人は、一言で表すとピンポイントの人。きっちりかっちりに心地よさを見出す人です。ですので、待ち合わせ時間にはきちんと着いていたいですし、決めたプラン通りに行動したい、予定は決定の人。

かたやフレックスの人は、臨機応変な人。ゆるーくふわっとで問題ないし、それが心地よいと感じる人です。ですので、待ち合わせも「○時くらい」でいいし、多少の遅刻は遅刻とカウントしません。当初予定を決めていても、気分によって、いかようにもプランを変更できる、予定は未定の人。

フィックス同士、フレックス同士しかいない世界であれば、確かに自分の価値観=相手の価値観、となるので、自分に響く言葉、自分が言われたら嫌な言葉、行動が一致します。

でも、そんなに便利でつまらない(あえて申しますが(笑))世の中ではありません。

例えば、フィックスの人が予定通りに行動することは、もしかしたらフレックスの人にとっては堅苦しくて融通が利かないように見えるかもしれませんし、フレックスの人が臨機応変に対応することが、フィックスの人にとってはルールがなくていい加減なように映るかもしれませんよね。

ざっくり2通りでご説明しましたが、素質の観点で人を紐解いて見るだけでも、実に8640万通りの人がいるわけです。

分析方法は様々ですし、基本的に自分と同じ人は2人といないはずですから、人口の分だけ考え方や価値観があると考えた方が無難ですよね。

そう考えると、自分軸を知っていることは大切ですが、それ以上に、それだけでは不十分なことを肝に銘じておかなければなりません。

 

相手軸を的確に知ること

例えばスタッフと対峙したとき、そのスタッフは全く別の言語や価値観を持っている人かもしれない、という可能性を常に頭の隅っことは言わず、ど真ん中に置いておくことです。

そして、自分の使い慣れた言語ではなく、そのスタッフの言語で話をすること。結局はそれが一番伝わりますから。
普段の会話から、スタッフが何を大切にしているのか、何を話しているときにイキイキとしているのか、逆に嫌な顔をしているか、などをつぶさに見ていくと、素質がわからなくても相手の言葉で話せるようになります。

もしも話し合いに行き詰ってしまったら、果たしてあなたは自分が言いたいことを自分が言いたい言葉で放ちたいだけなのか、それとも、自分の遣いやすい言葉ではないけれど、スタッフに響き、行動を変えるような言葉を遣いたいのかに立ち返ってみると良いかもしれません。

とは言えてっとり早く、どんな言語で話せばいいのかを知りたい!と思った方は、コチラからどうぞ。

最終更新日:2016.09.17

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flame

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道場直美。素質診断士。アメリカの大学で心理学を専攻。
日本に帰国後コーチング、統計心理学を学ぶ。
紆余曲折を経て、ストイックをこじらせた系女性がもともと持っている素質・ポテンシャルを発見・発掘することをきっかけに、自分らしい人生を生き抜くためのサポートをしている。お笑いが好き。自身もコミュニケーションツールとしての「笑い」を大切にしている。

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